バージスラインとはお腹とバストの境界線のことで、バストの底面の丸い半円状の輪郭線のこと。
「バストの美しさはバージスラインで決まる」と言っても過言ではありません。
バストのトップやアンダーのサイズが同じでも、バージスラインが広いのか狭いのかで見た目の印象は大きく変わってきます。
バージスラインの狭い人と広い人の特徴
バージスラインの幅は、骨格や体型によって決まってきます。
まずは、バージスラインの狭い人と広い人の特徴について見ていきましょう。
- 丸に近い筒形の骨格の女性に多く、胴体に厚みがある丸銅タイプ
- ブラジャーを着用した時にキュっとバストがカップ内に集まりやすい
- バストの位置を高くしてキレイな谷間を作りやすい
- 立体的でボリュームのあるバストに見せられる
- 長丸に近い楕円形型の骨格の女性に多く、身体が薄くて平らな平胴タイプ
- バストの脂肪が全体的に横に流れてなだらかな状態になりやすい
- バストトップの位置が下がりやすく、谷間の形成が難しい
- 実際のカップ数よりもボリュームのない見た目になりやすい
自分のバストのコンディションを把握する上で、バージスラインはある程度の指標になります。
自分のバージスラインが狭いのか広いのか、チェックしておきましょう。
美しくてキレイなバストに見せたいのであれば、バージスラインの幅に合わせたブラを選んで着用することが大切です。
理想はくっきりはっきり狭目のバージスライン!
見た目が美しい理想的なバストは、バージスラインがくっきりはっきり狭目のバストです。
バージスラインが狭い人は、広い人と比較して以下のような特徴があります。
- バストトップの位置が高め
- ボリュームが出やすい
- 谷間を作りやすい
同じカップサイズでもバストが全体的にきゅっとまとまって見える傾向があります。
逆にバージスラインが広い人は以下のような悩みがあることが多いです。
- 脇肉の脂肪がブラジャーからはみ出して型崩れを引き起こしている
- いつもブラジャーを着用して生活しているとパカパカ動く
- ブラジャーが上の方にずり上がってしまう
- 夕方になるとブラジャーが食い込んだり痛くなったりする
- 軽く飛んだり動いたりした時にバストが大きく揺れる
キレイなバストの条件は、何もバスト自体の大きさだけではありません。
サイズ的にはそこまで大きくない女性でも、バージスラインがくっきりはっきり狭目だと魅力的なボディに見せられます。
逆に、バストが大きくてもバージスラインが広がっていたら、美バストから遠のいてしまっているんです。
バージスラインが広くなる原因とは?
バージスラインの広い人と狭い人では、谷間メイクのしやすさも違います。
- バージスラインが広いと、バストが平たくて谷間を作りづらい
- バージスラインが狭いと、バストに十分な膨らみをもたせて谷間を作れる
このことからも、バージスラインが狭い方がボリューム感のある理想の美胸になる、というのは何となく想像できますよね。
では、なぜバージスラインが広くなってしまうのでしょうか?
加齢による影響でバストが変化している
年齢を重ねると、若い頃と比べてバージスラインは広がってきます。
加齢でバストが変化するのは自然の摂理ですので、絶対に防ぐことはできません。
- 丸みを帯びた理想的なバストで垂れていない
- 上胸のボリュームがだんだんと落ちていく
- バストの下部がたるんで乳頭が下向きになる
- バストが外に流れて全体的に下がっていく
バストの皮膚の柔軟性や弾力が低下すると、垂れ乳や離れ乳が進行していってしまいます。
これはバストを支えているクーパー靭帯が伸びたり切れたりなどの損傷を受けることが主な原因。
そして、損傷を受けたクーパー靭帯は残念ながら元に戻ることは無いのです。
平たい胴タイプの体型
平たい胴タイプの骨格・体型も、バージスラインが広くなる原因の一つです。
女性の体型は、「平たい胴タイプ」「丸い胴タイプ」の2種類に大別することができます。
- 平たい胴タイプ(モンゴル体型)
→バストが横に広がってバージスラインが広くなる - 丸い胴タイプ(欧米体型)
→バージスラインが狭くて美バストを維持できる
このように胴タイプによってバージスラインも変わってきます。
日本人の女性はモンゴル体型の平たい胴タイプが多いため、遺伝的にバージスラインが広くなりがちです。
背中や脇の脂肪が横流れしている
- 皮膚のハリや弾力が衰えている(加齢による影響を含む)
- ノーブラのまま寝ることが多い
- 自分のバストサイズに合わないブラジャーを着用している
この
いずれかに当てはまっている人は、背中や脇の脂肪が横流れしやすい傾向があります。
そのため、バストの中心に脂肪を維持しにくくなり、バージスラインも横に広がってしまいます。
寝るときはナイトブラを着けるなど、クーパー靭帯を損傷から守りましょう。
また、ブラジャーを購入する際も、見た目のデザインだけで決めずに自分のサイズにぴったりのものを選ぶようにしましょう。
美しいバージスラインを作るには?
バージスラインがキレイな人は、バストと身体の境界線がくっきりしています。
バストのサイズが小さくても、バストが際立って美しく見えるわけですね。
逆に、バストの輪郭がぼやけていると、「全体的に老けて見える…」「バストの形が崩れて見える…」といった状態になりやすいので注意しなければなりません。
どこからがバストなのかわからないような曖昧なバージスラインでは美乳とは言えないのです。
美しいバージスラインを作るにはどうしたらいいのか、その方法とコツについて紹介していきましょう!
自分のバストサイズに合うブラジャーを着用する
「骨格や体型でバージスラインが決まるんなら、あきらめるしかないんじゃないの?」と思っていませんか?
遺伝的な影響でバージスラインが「広がりやすい」のは仕方ないことですが、バージスラインを美しく導いてあげることは可能です。
基本的に、自分のバストサイズに合うブラジャーを日常生活で着用していれば、美しいバージスラインを作ることはできます。
なので、ブラジャーを選ぶときは以下のポイントに着目しましょう。
- トップバストやアンダーバストを正しく測定する
- 色やデザインではなくサイズに合うかどうかを最優先する
- バストの柔らかさも考慮する(柔らかい女性はバスト全体を包み込んでくれるかどうかなど)
- バージスラインを測るバージスメジャーがある専門店に足を運ぶ
身体に合わないブラジャーを着用していると、10代後半や20代でもバストが型崩れして離れ乳になってしまうこともあります。
美乳への第一歩として、ブラジャーは正しく選びましょう。
こまめにお肉をカップの中に入れる
ブラの着用中にもこまめにお肉をカップの中に入れていると、脂肪が定着してくっきりはっきりの狭目のバージスラインに導かれます。
具体的な方法としては、次の3ステップです。
- 指と指を閉じて手でスコップを作るイメージでお肉を集める
- バックベルトに乗ったハミ肉やサイドのお肉をカップに集める
- 後ろを向いて鏡で確認しながら背中のお肉入れを行う
もちろんブラを着けるときにもお肉を集めますが、着けている間にはカップから徐々にお肉が逃げていきます。
こまめにお肉を集めてあげることで、より脂肪がバストに定着しやすくなります。
寝る時はナイトブラを着用する
睡眠中にも快適に着けられるように開発された下着であるナイトブラ。
実は、ナイトブラを着用するのも、バージスラインを整える上で欠かせないポイントなんです。
ノーブラで寝ると、寝ている間のバストは意外なほど上下左右に激しく動いてしまいます。
一方、ナイトブラをつけて寝ると、仰向けでも横向きでもバストの脂肪が流れないように中心へとお肉を集めてくれます。
ナイトブラは着けるのに手間も時間もほとんどかかりませんが、着けるだけでもその後のバージスラインの広がり方が大きく変わってくるのです。
- 補正効果のあるパッドでしっかりとホールドして型崩れを防いでくれるのでお気に入りです
- バージスラインが広がっていましたが、ナイトブラで少しずつ変化を実感できています
- 2ヵ月くらい毎日ナイトブラをつけていると、あり得ないくらい垂れた胸の形が良くなっていきました
ナイトブラは、ものによって構造や生地に違いがありますが、寝ている時のバストを保護してくれる点では変わりません。
もし選び方に迷ったなら、バストの脂肪がカップから逃げにくい脇高設計のものから選んでみましょう。
ナイトブラは想像以上に快適な着け心地で、睡眠が阻害されるようなことはありません。
バストケアにナイトブラは必須なので、まだ始めていないのなら早めに始めることをおすすめします。
バストマッサージやリンパマッサージを行う
バストマッサージやリンパマッサージは、バストアップだけではなく美しいバージスラインを整えるのに欠かせません。
- バストマッサージで皮膚の新陳代謝を促して老廃物を排出し、乳腺を刺激してバストの脂肪を増やすことができる
- 鎖骨や脇の下のリンパマッサージで、血液やリンパの流れを促すことができる
最初に鎖骨や脇の下のリンパマッサージを行い、血行不良を改善したところでバスト自体へのマッサージを開始すると効果がアップします。
マッサージをする時は、バストや肌に嬉しい美容成分が配合されたバストケアクリームやバストアップクリームを一緒に使用しましょう。
バストに良い食べ物を意識的に食べる
美しいバージスラインを作るには、バストに良い食べ物や飲み物を意識的に摂取するなど、身体の内側からの対策も忘れてはいけません。
- ご飯
- 納豆
- 豆腐入りお味噌汁
- トマト付きの鶏肉の照り焼き
炭水化物は身体を動かすエネルギー源になりますし、肉類の中に含まれているタンパク質は生物の重要な構成要素です。
また、納豆や豆腐の中に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすると言われています。
美しいバストを作るためにも、まずは健康的な生活を送るということは非常に重要になってきます。
バージスラインの作り方まとめ
バージスラインは、バストの美しさと大きく関わっています。
バージスラインが広い人と比べてみると、くっきり狭い輪郭線の人は、同じサイズでもボリュームのあるバストに見えます。
バストの垂れや横流れで悩まされていたとしても、次のポイントを気をつけることで美しいバージスラインに変わっていくことも可能なので、少しずつでも今の自分にできることから始めてみましょう。
- ブラジャーの見直し
- ナイトブラの着用
- バストマッサージ
- 生活習慣の改善