寝る時にブラジャーをつけるのかつけないのか、人によって意見は分かれるようです。
睡眠中にブラジャーをつけるのかノーブラで寝るのか、雑誌『CanCam』がアンケート調査したところ、次のような結果となりました。
寝る時にブラをつける? | 割合 |
---|---|
ほとんどつける | 27% |
つけるほうが多い | 6% |
半々くらい | 3% |
つけないほうが多い | 5% |
ほとんどつけない | 40% |
友達がいたらつける | 19% |
出典:CanCan「男子禁制!寝るときってブラジャーつけてる?女子100名にこっそり聞いてみたら…」
付ける派は「バスト崩れを防ぐため」、付けない派は「締め付けがきつくて寝苦しい」という意見が多かったです。
結論、ノーブラで寝ると小胸の方でもバスト崩れの原因になってしまい、将来的に垂れてしまうことにも繋がります。
ノーブラで寝るメリットって?
普段からノーブラで寝ることの方が多い方は約60%と、多くの人がノーブラで寝ていると回答しています。
ノーブラで寝ることには次のようなメリットがあります。
ノーブラで練れば締め付け感がなくてストレスフリー
ノーブラで寝る一番のメリットは、窮屈感がなくてストレスがたまらないところです。
- ブラジャーをつけると寝苦しくなる
- 寝る時くらいはリラックスしたい
- 何も着たくないくらい開放的でいたい
- ブラで締め付けられるのが嫌
ブラジャーの窮屈な感じが苦手で、「寝る時だけではなく家の中では常にノーブラで過ごす」なんて人も決して少なくありません。
「寝つきが悪い」、「すぐに目覚めてしまう」など、睡眠に関する悩みはブラジャーが原因のこともあります。
とある研究によると、ブラジャーを着用したまま眠ると睡眠のサイクルが乱れてしまい、結果的に浅い眠りになるとのデータもあります。
睡眠不足の状態が続くことで美容や健康に大きなダメージが加わりますので、快眠を得たいのであればノーブラで寝るのは選択肢の一つです。
むくみや冷え性の症状が出にくくなる
ノーブラで寝ると、女性が悩まされやすいむくみや冷え性の症状が出にくくなります。
「逆に身体が冷えるのでは?」とイメージしてしまうかもしれませんが、ノーブラが良いのは血液やリンパの流れが促されるからです。
- リンパの循環が悪くなって寝起きのむくみに繋がりやすい
- 血液循環の悪化で熱が伝わりにくくなる
といった身体に悪い影響が現れることがあります。
締め付けのない状態で寝て血行不良の症状が改善されると、むくみや冷え性も自然と良くなる仕組みです。
冷え性に関しては女性の天敵とも言える症状で、男性と比べると次の3つの理由で冷え性に悩まされやすい傾向があります。
- 筋肉量が少なく、体内で熱を作り出すのが難しい
- 月経で女性ホルモンのバランスが変動する
- 冬場でも薄着のファッションでいることが多い
冷え性を放置すると内臓の働きが悪くなって免疫力が低下したり、肩こりの症状が悪化したりと様々な悪影響があります。
装着部分のかゆみや蒸れで悩まされにくい
夏場は寝る時にブラジャーを着用していると、ワイヤーやパッドの部分が蒸れてかゆくなったりします。
汗による影響でニキビや吹き出物などの肌トラブルが引き起こされることも少なくありません。
ノーブラで寝ればかゆみや蒸れが引き起こされにくくなるので、肌トラブルを予防するメリットがあります。
なので、汗をかきやすい体質の女性や敏感肌の方は、ノーブラで寝るメリットがあるかもしれません。
ノーブラで寝るのは将来的にデメリットの方が大きい!
ノーブラで寝ると快適なだけではなく、冷え性やかゆみの症状で悩まされにくくなることもあります。
ただし、ノーブラで寝るとどんどんバストの形が崩れていってしまうのです。
「寝る時くらいはブラジャーを外したい!」という気持ちはわかりますが、ノーブラは長期的に見てバストへの悪影響のほうが大きいです。
脂肪が流れてバストの型崩れが引き起こされやすい
ノーブラで寝る最大のデメリットは、脂肪が流れてバストの型崩れを引き起こしやすいところです。
私たちは寝ている間に無意識の間に何回も寝返りを打ちます。
- 長時間に渡って同じ部分に体重が加わらないように血液やリンパ液の循環を促す
- 「筋肉」「頚椎」「椎間板」への負担を減らして身体の歪みを整える
- 寝具内に対流を生じさせて程よい温度と湿度を保つ
快適な睡眠に寝返りは欠かせませんが、その度にあらゆる方向にバストの脂肪が流れます。
仰向けで寝ている時は横流れや上流れ、横向きの体勢では片側に流れて正しい位置にバストが留まってくれません。
結果的にバストが下垂れして、シルエットが崩れる恐れがあります。
垂れ乳や離れ乳を予防して美バストを目指したいなら、なるべくノーブラで眠らない方が良いでしょう。
クーパー靭帯が傷付いて胸が垂れやすくなる
ノーブラで寝ると、バストを支えているクーパー靭帯が傷付いて胸が垂れやすくなります。
- バストを支えているクーパー靭帯は重力による影響で伸びやすい
- バスト全体が重ければ重いほど皮膚の伸縮性が低下する
- クーパー靭帯は一度伸びてしまうと修復できない
- バストを支えきれなくなって垂れやすくなる
バストは一度垂れ始めると、そのままの状態で元に戻ることはありません。
加齢による影響でもクーパー靭帯は少しずつ損傷していくので、「バストの垂れを予防したい」「ハリのあるバストを保ちたい」と思ったらノーブラで眠るのは避けたほうがいいでしょう。
胸が小さくなる恐れがある
ノーブラで寝ると、重力に反してバストを持ち上げようと働いてカップサイズが上がると説明しました。
しかし、逆にノーブラで寝る生活を続けて胸が小さくなるケースもあるので要注意です。
ノーブラで寝ると胸の脂肪が脇や背中に流れ放題になってしまいます。
バストの9割は脂肪で残りの1割は乳腺組織で構成されています。
バストにいるはずだった脂肪が周りに流れて分散してしまえば、バストサイズも小さくなってしまいます。
ブラジャーを着用して寝れば、カップの中に脂肪がおさまっている状態になるので、横流れや下流れが引き起こされることはありませんよ。
寝起きに外出するのが面倒
ノーブラで寝ていると、寝起きに外出するのが面倒です。
ゴミ出しやコンビニなどちょっとした外出でも、ノーブラで出掛けるのに対して抵抗を持つ人も多いのではないでしょうか?
ノーブラで起きる ⇒ ブラジャーを着用する ⇒ 外出する
というのは意外と手間がかかります。
どうしてもブラジャーをつけるのが面倒な場合は、上からパーカーなどを羽織ってノーブラがバレないようにしてください。
寝るときはノーブラではなくナイトブラの使用がおすすめ
「ノーブラで寝てバストの形が崩れるのは嫌だけど、ブラジャーを着用するのは窮屈だな~」と感じているなら、ナイトブラがおすすめです!
快眠を得つつ美バストをキープしたいのであれば、ナイトブラが全て解決してくれます。
通常のブラジャーは日中に使用する目的で作られているのに対して、ナイトブラは睡眠時の使用を前提に開発されています。
- バストの動きを支える設計で胸の脂肪の横流れを防ぐことができる
- バストの脂肪をカップの中心に集めることで育乳効果や垂れ乳防止効果が期待できる
- ノンワイヤーで圧迫感がゼロなので、ストレスを感じることなく眠れる
ナイトブラは、製品によって形状に違いがあるものの、「横になった時にスナップが当たらない」「身体への締め付けが少ない」「肌当たりが良い」といったポイントをクリアしています。
ナイトブラは快眠を得ながら脂肪の横流れを防いで美バストを維持できますので、多くの女性から愛されています。
自然な心地良さで寝る時にバストサポートをしたいと感じているなら、ぜひ試してみましょう。
ナイトブラの着用で安眠するために押さえておきたいポイント
年齢を重ねても美乳をキープしたいのであれば、寝る時のナイトブラは欠かせません。
ですが、ノーブラで寝るのと比べてしまうと、多少は窮屈な感じになってしまいます。
ナイトブラを着用しつつ安眠するためには、自分に合ったナイトブラの選び方をしっかりと押さえましょう。
- 自分のバストや体型に合うサイズのナイトブラを選ぶ
- サイズ展開が少ないナイトブラを使っているなら、他のアイテムへの変更も検討した方が良い
- 正しい方法でナイトブラを着用する
脇肉やアンダー部分の脂肪をカップの中心におさめるのがポイント - 汗をかきやすい体質の女性は、通気性が高くて蒸れにくいタイプのナイトブラを選ぶ
- スムーズに寝返りを打てるようにするために、枕の高さを確認したり適度な硬さのマットレスを選んだりする
ノーブラで寝ることのまとめ
「寝苦しいから…」「面倒だから」という理由で、ノーブラで寝ている人も少なくありません。
ただし、ノーブラで寝るとバストの脂肪があちこちに流れて形が崩れる大きな原因になります。
キレイで美しいバストをキープしたいと考えているなら、寝る時専用のナイトブラを着用してみましょう。